福岡市中央区にあります 鮨 行天様の新設の待合室に特注の家具をご採用頂きました。
行天様はミシュランガイド福岡で唯一、二期連続で三ツ星を獲得された名店です。
この度待合室を新設され、こちらで使用する椅子とテーブルの特注をご依頼頂きました。
担当された建築士の方とイメージの共有をしていく中で
私なりの待合室のイメージを作ってデザイン作業に取り掛かりました。
行天様の「天」の字から、メインのカンターテーブルがある部屋を「太陽」に例えるなら
待合室は「月」のイメージでデザインしていこうと考えました。
そこでメインとなる椅子は三日月という名前の由来を持つ「クレスアームチェア」
以前の仕様から大きく変更し、新たな椅子として生まれ変わりました。
海外を含めた遠方からのお客様も多いお店の為、福岡らしさを表現する為に
椅子の外側には筑後市にあります久留米絣を源流とした織物工場「宮田織物」様に伺い
テキスタイルデザイナーM様の方から、今年の新作の柄を分けて頂きました。
デザイン名は「月ごよみ」
月の満ち欠けが表現されている素敵な生地を使用することが出来ました。
人の体が触れる部分の生地にはより強度が必要とされる為、
こちらは絣のような表情を持つモリデン社のアメリを使用しました。
行天様から、古典的だが未来も感じることができる「大正モダン」のイメージで
というご希望もありましたので
テーブルは全体としてはすっきりとしたデザインですが、
クラシックな印象も与えるディテールにしました。
木部の製作は松村さん、縫製部分は山口イス工芸様にお願いしました。
椅子の張地には2脚のみ行天様の意向で刺し色としてライム色も加えました。
デザインから生地選び、試作など余り時間的な余裕はありませんでしたが
皆様のご協力により無事納品することが出来ました。感謝申し上げます。
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